三鷹の森ヨーガ

ストレスマネージメントのための森林セラピー&ヨガ@奥多摩

2018年6月中旬、梅雨空の下、週末2日間を東京・奥多摩の森で過ごしてきました。土曜日は三鷹の森ヨーガ主催のヨガリトリートで鳩ノ巣渓谷&白丸湖へ。日曜日は「ストレスマネージメントのための森林セラピー&ヨガ」(おくたま地域振興財団)のガイドとヨガプログラムを担当。

以下、日曜日に「ストレスマネージメントのための森林セラピー&ヨガ」で歩いた「香りの道 登計(とけ)トレイル」の様子を紹介します。ツアーでは、午前中にヨガ実習、午後にガイドウォークを行ないました。

この森(トレイル)は、森林セラピー体験専用に整備された特別な森。「香りの道 登計トレイル」と名付けられているだけあって、スギ、ヒノキが多く、通年清々しい森の精気が感じられます。街中ではあまり見られない、個性的な香りを放つ植物たちにも出会うことができます。

いまの時期は一年のうちでも最も“香り”が濃厚。とくに雨上がりの森の中は、空から降り注ぐシャワーを浴びて、イキイキと緑を輝かせる植物たちの姿が印象的で、それが香りにも現れている感じがします。嗅覚を研ぎ澄ませて歩いていると、森の香りが変化していくのがわかるくらいに。

森の中ではいま、ドクダミの白い花があちこちで目を引きます。生命力逞しい薬草ですね。

ドクダミの花に交じって足元で目につくのが、マタタビの白い花。森のあちこちで目立っているものの、だいぶ散ってしまっています。

その他にも白い花々が目を引きます。ヤマアジサイもその一つ。そろそろ見納めですが…。

試験官ブラシのような花姿のサラシナショウマが見頃。

そして、オカトラノオの白い花があちこちで咲き始めていました。

このような森の一角で、午前中は「ストレスマネージメントのためのヨガ」を実習しました。

はじめに、ストレス社会で急増している“ストレス関連疾患”に対してヨガ(ヨガセラピー)がどのように活用されているか等のお話と簡単なヒアリング(体調確認など)。

この日参加された方々の体調や要望などを踏まえて、ヨガの実習内容をアレンジし、「森林ヨガ」のスタートです。

シンプルな動作ほどゆっくり行なうことは難しいものですが、お伝えするポイントを意識しながら実習していただくと、ゆっくり動作できるようになってきます。その結果、身体の緊張が緩み、休まる感覚を実感される方が多いです。

ヨガの実習を終えた後は、ランチタイム。好きな場所でお弁当を召し上がっていただけます。森の中にあるリビングルーム(上)もツアー参加者限定で利用していただけます。

この日は少し肌寒かったこともあり、おくたま地域財団のスタッフさんが薪ストーブを準備してくれてました。

薪ストーブの炎を眺めていると、心もあたたまるような感じがしてきます。

昼食後はガイドウォーク。ただ歩くのではなく、視覚、聴覚、触覚、嗅覚という感覚を目覚めさせるように歩いていきます。体全体で森の空気の感じ、植物の色や匂いを味わいながら。

そしてところどころで休息します。

体を休め、頭を休め、心を休めていくのです。

“ストレスマネージメントのための森林セラピー”の仕上げは、河原で水遊び。みな童心に返って、表情も緩んでいた感じでした。

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