三鷹の森ヨーガ

三鷹の森でミニリトリート(森ヨガ&森林セラピー体験)

2018年5月20日(日)、東京・三鷹の森(井の頭公園)で、ミニリトリート(森ヨガ&森林セラピー体験会)を行いました。三鷹の森ヨーガ教室の受講生と関係者を対象に、いつもは室内で実習しているヨガセラピーのレッスンを森林環境で実習してもらい、ついでに、森歩きも楽しんでもらおうということで今年の4月に始まったこの企画も、今回で3回目。

さわやかな陽気に恵まれ、森林セラピー(医学的なエビデンスに裏づけされた森林浴効果)を体験していただくにはもってこいの休日。

平日は多忙に過ごされている都会の女子6名さまに集まっていただき、約2時間半、どっぷり三鷹の森(井の頭公園)に浸ってもらいました。

吉祥寺の繁華街からほど近い井の頭公園は、休日は多くの人で賑わいますが、時間帯と場所によって静けさを味わうこともできます。

先日のブログ(2018.5.17「初夏のスピリチュアルフォレスト散策記/三鷹の森」)に書きましたが、この森(公園)はいい氣が満ちあふれていて、内観するのにとても適している場所。

青い空、白い雲、生命力あふれる緑、それらを映し出す澄んだ水面…。

この景色に身を置いて、視覚、聴覚、触覚、嗅覚という感覚を目覚めさせていくことで、次第に脳が休まって、気分も休まってくるものです。

森の中を歩いているときも、ただ歩くだけでなく、感覚器官を目覚めさせるように歩きます。

森の空気の感覚や木漏れ日、植物の匂いなどを感じながら。

感覚を使う歩き方は、日頃のストレスから心とからだをリセットすることにつながります。

繁華街に近い森だけど、さまざまな野鳥たちの声が聞えてきて、みなさん、和んでましたね。

森の中には多くの人で賑わう場所もあって、人の声もたくさん聞えてきます。

静寂の場から人混みへ出た時に、気分がどんなふうに変化するのか(あるいは、しないのか)も、客観的に自分を見るチャンス、かもしれません。

ヨガの実習中も、耳を澄ませていると、遠くの方で人の話し声や車の音など様々な音が聞えてきます。
それらに囚われず、いかに心を乱されずに、「いまここ」に生じてくる身体の感覚や呼吸を感じ取ることができるか。マインドフルネスの実習、でもありました。

この日のヨガの内容は、ヨガ実習歴10年以上という方が大半で、アーサナ(ヨガのポーズ)には慣れていらっしゃる方ばかりだったので、あえて、簡単なアーサナや呼吸法で心身の感覚を意識化していただけるような感じで進めていきました。とくに、身体の緊張が緩み、休まる感覚を回復していただけるように。

地面に仰向けになって、見上げた空。この開放感は、森林環境で行うヨガの醍醐味ですね。
ヨガ実習の後、ふたたび森歩き。森の中には、さまざまな木があって、みな逞しく生きています。この木(上の画像)には、とてつもないバイタリティーを感じています、いつも。

それぞれに、感覚器官を目覚めさせながら、井の頭池の辺をひと巡り。

平日のビジネスシーンでは、とかく頭も心もフル回転になりがち。かつて(20年以上も前)の私が、そうでした(苦笑)。

仕事において自分の能力を最大限に発揮するためにも、休日は自然の中に身を置いて、頭も心も「休まる感覚」を回復させてあげることが必要だと実感します。休まる感覚が回復してくると、疲労感が軽減したり、睡眠の質が改善してきます。そして、内側から活力が湧いてきます。誰もが本来持っている力!


ヨガの実習をして池の周りをひと歩きして、約2時間半。集合時よりもさらに、みなさんの笑顔にキラキラ感が増していた感じでした。また時々、ヨガ&森歩きで森のパワーを充電していただければと思います。

 

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